現在、トミ・マキネンが車両テストのために来日中! 先日はラリーフィンランドでキミ・ライコネンが自身のトミ・マキネン・レーシングからWRCデビューし、さらに新社屋も竣工するなど、ビジネスマンとしても手腕を発揮するマキネン。
 忙しいスケジュールの合間を縫って、短いインタビューに応えてくれた。

Q:今回、来日した目的とは何ですか?
A:スバルのテストのために来たんだ。予定では明日から走ることになっている。

Q:ということは、インプレッサWRX STIスペックCに乗るのは初めて?
A:うん。まだ乗っていないんだ。量産車に加えて、来週3日間をかけて2010年仕様グループNラリーカーのテストをする予定でいるんだ。楽しみだよ。

Q:日本には頻繁に来ているのですか?
A:最後に来たのはいつだったかな……昨年のラリージャパンの後にも来たけど、そう何度も来ているわけじゃあないよ。

Q:では、先日新社屋がオープンしたトミ・マキネン・レーシングの今後の展望を教えてください。
A:今の主力事業であるグループNインプレッサをもっともっと良くしていこうと思っているよ。世界中にいるユーザーにもっと満足してもらえるようなマシンを作りたいね。
 たくさんのユーザーがS2000に乗り換えている今、我々はS2000に負けないクルマを作っていかなければならない。来年のレギュレーションではグループNが多少有利になるだろうと思っている。もちろんグループNに力を入れながら、将来的には他のことも視野に入れていかなければとも思っているよ。

Q:S2000といえば、キミ・ライコネンがあなたのチームからWRCに出場しましたね。彼についてはどう思いますか?
A:キミが才能に溢れていることはいまさら説明する必要はないよね。僕はラリーフィンランドに出場する前の地方戦からキミと一緒に準備をしているけど、ドライビングは正確だし、マシンのコントロールもちゃんとできていると思うよ。

Q:S2000マシンはドライブしましたか?
A:かなり乗ったね。キミのマシンのセットアップを手伝ったから、なんだかんだで500kmくらいは走り込んでいるよ。これは自分にとってもいい経験だった。グループNとの違いも分かったし、今後のためにも非常に勉強になったね。
 キミが最初に出たのはスノーラリーだっただろう? その時はまだしっかりとセットが出ていなかったから、グリップの少ない路面に合わせ込むために一緒に作業したんだ。

Q:今後フィンランドで注目しておくべき、若いラリードライバーはいますか?
A:う〜ん……若手……。ミッコ(ヒルボネン)とヤリ‐マティ(ラトバラ)の次か……。ラリーフィンランドで良く走ったヤリ・ケトマーは先週末にフィンランドラリー選手権のチャンピオンを獲得しているし、マッティ・ランタネンもフィンランドでは頑張っていたな。
 他にも若手はたくさんいるけど、次に来るのはやはりユホ・ハンニネンかな。シュコダ・ファビアS2000でかなり経験を積んでいるから、今後が楽しみなドライバーのひとりだよ。

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